草野太一
樹果はイメージがしやすくて、オーディションでもすんなり入ってきました。受かったと聞いたときはすごく嬉しかったですが、やはり最初は不安もありましたね。アニメーション作品のメインキャラとしてアフレコにガッツリと参加させていただくのは、この作品が初めてなのでとても緊張しました。
人間ver.はとても可愛らしくて、白の学ランも素敵に着こなして似合っているなと思いました。問題は夭聖ver.の服装で……。だって、布足りてなくないですか!? とくに樹果は風を受けながら歌い踊る某アーティストさん風の服装だったので(笑)、すごい恰好をしているなと面くらいました。
ビジュアルを見ていただいたら分かると思いますが、とにかく可愛い! でも、本人は可愛いじゃなくてカッコいいと言われたいんですよね。他の4人と比べると少し子供っぽいところもありますが、物語が進んでいく中で時折見せる一皮むけたカッコよさに注目していただきたいです。可愛いけれどカッコいい、そのギャップをお楽しみください!
自分ではそう思わないのですが、坂田くんや田邊くんにはよく「天然だね」とか「素直だね」と言われることが多くて。客観的視点だと、樹果にあるようなところが僕にもあるのかなと思いました。
焔とうるうが喧嘩したり、チームに何かあったりしたときに、樹果は「ちょっと落ち着こうよ」と仲裁に入るんですよ。だから、周りが見えていて、少し気にしいな子なのかなと思っていたんです。でも、3話ぐらいのアフレコで音響監督の納谷さんから「樹果はもっと馬鹿でいいよ」と言われました(笑)。馬鹿といっても、その場で感じたことを素直に出す、そういう意味での思慮深さがない感じですね。僕自身もそんなに頭はよくないので、収録が進むにつれて樹果と自分って近いところが多いのかもしれないなと感じました。
坂田くんと田邊くんは同じ事務所の同期ですが、バレッタさんと堀さんは初対面なので、アフレコが始まるまではどんな人なのかドキドキしていました。実際お会いしたら二人ともいいお兄ちゃんで、バレッタさんは休憩中にギャグを挟んできて現場を和ませてくれますね。堀さんは共通の趣味がコーヒーなので、お互いにコーヒー豆をプレゼントしあったりしています。
樹果たちがお助けする人物たちの、悩みや置かれている環境がわりと現代的でリアルなものが多いんですよ。そういう意味で、観ている方も共感できるところがすごくあると思います。タイトルにある通り、それをお助けしていくので、似たような悩みを抱えている視聴者さんはスカッとできるんじゃないかなと思います。
樹果たちがお助けする人物たちの、悩みや置かれている環境がわりと現代的でリアルなものが多いんですよ。そういう意味で、観ている方も共感できるところがすごくあると思います。タイトルにある通り、それをお助けしていくので、似たような悩みを抱えている視聴者さんはスカッとできるんじゃないかなと思います。
制作発表会で田邊くんに暴露されましたが、レコーディングのブース内にカメラがあって、音響部屋のモニターで見られていることを知らなくて、マイク固定なのにノリノリで踊りながら歌ってしまったんですよ(苦笑)。それが恥ずかしかったことを伝えたいんじゃなくて、そのぐらいノリノリで聴ける曲だということです(笑)。疾走感があって歌詞も前向きなので、心が沈んでいるときやテンションを上げたいときに聴いてほしいですね。踊りたいときに聴いてもいいと思います(笑)。
EDはOPとジャンルが全然違って、最初に聴いたときは衝撃を受けました。歌謡曲っぽいテイストで、これに関してはアニメーション映像もぜひ一緒に楽しんでいただきたいです。僕は絵がまだ完成していない、線画の状態で観たんですが、その状態でも過激だったので、完成したものがどうなっているのか僕も楽しみにしています。
悩みが解決されてスカッとできますし、シュールでクスっと笑えるシーンもたくさん盛り込まれています。観る人によってさまざまな感じ方ができる作品だと思うので、そこまで身構えずにオンエアをお楽しみにしていただければと思います。僕は自分の役であるとか関係なく樹果が大好きなので、皆さんにも樹果を可愛がっていただければ嬉しいです。そして時々は「カッコいい」と言ってあげてください!(笑)