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重要なお知らせ: 新型コロナウイルスの影響によるBlu-ray & DVD第1巻発売延期につきまして

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言の影響を受け、制作進行に遅延が生じた為、新サクラ大戦Blu-ray & DVD第1巻の発売の延期を決定いたしました。関係者を含め、楽しみにお待ちいただいたファンのみなさまに心からお詫び申し上げます。
新発売日に関しましては下記のとおりとさせて頂きます。
何卒ご理解賜れますようお願い致します。
皆様の健康を心よりお祈りしております。

『新サクラ大戦 the Animation』Blu-ray & DVD第1巻
5月20日(水)発売 → 6月17日(水)発売

※新型コロナウイルスの各方面への影響については依然未知数の部分もあり、今後のご案内につきましても更なる変更が生じる可能性がございます。
何卒ご理解、ご容赦のほどお願いを申し上げます。

『新サクラ大戦 the Animation』は、その名のとおり、2019年発売のPS4用ゲーム『新サクラ大戦』のアニメ版。そしてこれまた名前からわかるとおり、ゲーム、アニメ、映画、さらには舞台公演など、さまざまなメディアに展開する大人気プロジェクト「サクラ大戦」シリーズの正統後継作品だ。

舞台は1996年発売のシリーズ第1弾となるゲーム『サクラ大戦』の物語から14年の時を経た“太正30年”の東京。普段は人気ミュージカル劇団「帝国歌劇団・花組」のメンバーとして、大帝国劇場のステージを踏むスタアとして、時に秘密部隊「帝国華撃団」の隊員として東京の街の安全を脅かす降魔らと戦うヒロインたちの姿を描く。さらに『新サクラ大戦 the Animation』ではロシアの秘密部隊「莫斯科(モスクワ)華撃団」が新たに登場。その一員にして、謎多き記憶喪失の少女・クラーラを帝国歌劇団が引き取るところからアニメはスタートする。

今回きゃにめではTVアニメの放送開始とBlu-ray / DVDシリーズの発売を記念して、花組の天宮さくら役の声優・佐倉綾音、アナスタシア・パルマ役の福原綾香、望月あざみ役の山村響、そしてクラーラ役の和多田美咲の4人を直撃。それぞれのキャストがキャラクターに抜擢されるまでの経緯や、音楽劇でもある「サクラ大戦」シリーズの楽曲の魅力、アニメの見どころなど、幅広い話を聞いた。

——2019年のゲーム版『新サクラ大戦』の発売前にもさんざん聞かれたことだとは思うんですけど、みなさん『新サクラ大戦』のキャストに選ばれたときの心境はいかがでした?

佐倉綾音(以下、佐倉)正直戸惑いました。キャストのみなさんが「歌謡ショウ」を開かれたり、今も初代の『サクラ大戦』という作品が動き続けているイメージがあったので、本当に私が関わっていいものか、少し考えてしまいました。

——確か、マネージャーさんから「『新サクラ大戦』のヒロインに決まったよ」という話を聞いたとき……。

佐倉「ムリです」と一回お断りさせてもらいました。さっき言ったように歴史のあるシリーズに携わることへのプレッシャーもありましたし、あと、私、名字が「佐倉(さくら)」なので……。

一同あはははは(笑)。

佐倉「『佐倉がさくら役ってダジャレか』って思われたりしたら、『サクラ大戦』というシリーズそのものやファンの方に申し訳ない」という気持ちも少しありました。

福原綾香(以下、福原)私ももちろん「サクラ大戦」というシリーズの歴史の長さや名前の大きさは知っていたから「アナスタシア(・パルマ)役に決まったよ」って言われたときはちょっと信じられなかったですね。事務所から届いたスケジュール表に「サクラ大戦」って書いてあったので「たぶんオーディションを受けるのか、モブ(群衆)役が入ったんだろうな」と思っていたら、マネージャーから「あっ、ごめん。伝えるのを忘れてた!」と言われまして(笑)。ただ、信じられなかったり、ドキドキしたりしたのと同時に大作中の大作に関わらせてもらえるワクワクも同時に襲ってきた感じでした。

山村響(以下、山村)あっ、私も似たような感じでした。ある日事務所に行ったら「こういう仕事が決まったから」って資料を渡されて。「ありがとうございます」って受け取ったらそこに「『新サクラ大戦』花組」って書かれてたので「これってあの『サクラ大戦』ですか?」って聞いたら、マネージャーさんが「そうみたいだよ」と。だから「オーディションですか?」って聞いたんですよ。

福原ホントに私と一緒だ(笑)。

山村さらに福原さんと同じく「いや、(望月)あざみ役に決まったよ」とも言われました(笑)。

——そのときの心境は?

山村あまりの出来事に「へえ、私、花組の一員になるんだあ」ってなんか他人事のような気持ちでいた気がします。

——一方、TVアニメ『新サクラ大戦 the Animation』から登場する新キャラクター・クラーラ役の和多田さんの「サクラ大戦」シリーズのキャストに選ばれたときのお気持ちって?

和多田美咲(以下、和多田)私はオーディションでクラーラに選ばれたんですけど「『新サクラ大戦』のオーディションがあるよ」って聞いたときは、思わず「えっ!? あの『サクラ大戦』ですか?」って聞き返しちゃいました。

——ここにも福原さんや山村さんと同じリアクションをした方がいた(笑)。

和多田だからオーディションのチャンスをいただいたことも、クラーラ役に選んでもらえたこともちょっと信じられなかったです。

——でもアニメを拝見していると、すでにゲーム版で『新サクラ大戦』の物語を演じているキャストさんたちと同じく、堂々とお芝居をなさっている印象があります。

和多田ありがとうございます。もしそう感じていただけたのであれば、それはアフレコ現場でみなさんが暖かく迎えてくださったからだと思います。花組のみなさんはもちろんだし、あと(神崎)すみれ役の富沢(美智恵)さんが本当によくしてくださって。アフレコのときはたいてい富沢さんの隣に座らせてもらっていたんですけど、莫斯科華撃団の一員だったクラーラとしてロシア語のセリフを話すたびに「ロシア語、大変だね」「でも本当に上手だし、どうやって勉強しているの?」という感じで必ず声をかけてくださっていたから、のびのびとお芝居することができました。

佐倉確かに富沢さんの存在は本当に大きかったです。(天宮)さくら役に決まったとき「『サクラ大戦』シリーズのファンの方はどう思うんだろう?」と思ったのと同時に「初代花組のみなさんはどう思っているんだろう?」という不安もあったので、『サクラ大戦』の花組の一員であって、『新サクラ大戦』では帝国華撃団の総司令で大帝国劇場の支配人になったすみれ役の富沢さんにアニメの現場でお会いするまではすごく緊張していました。

——ゲームのセリフは1人ずつ個別に収録するけど、アニメではキャストさんがスタジオに一堂に会することになるわけですもんね。

佐倉そうなんです。アニメの収録スタジオで初めて花組メンバーの生のセリフや生の呼吸を体験できるのが楽しみではあったんですけど、富沢さんはそれをどう思うのか?ということはちょっと気になっていました。

——実際、富沢さんの反応はいかがでした?

佐倉「わー! やっと新しい花組に会えたー!」とすごく喜んでくださって、さらに「佐倉ちゃんがさくらをやるんだねー」って(笑)。

——佐倉さんが気にしていたダジャレ問題を大先輩がいきなり解決してくれた(笑)。

佐倉それが本当にうれしかったし、それはたぶん私だけじゃないと思うんです。アフレコのときは毎回、キャスト1人ひとりにニコニコ声をかけてくださっていましたから。

福原うん。「スタジオ暑くない?」「それとも寒い?」ってものすごく気を遣ってくださったり、柔らかい雰囲気を作ってくださったので、すごく心強かったです。

——聞くだにアニメの収録現場は楽しそうですね。

山村まさに(笑)。しかもアニメ版はゲームの後日談だから、悩むことなくお芝居できた気がします。

佐倉監督さんや音響監督さんからも「みなさん、すでにゲームで演じていらっしゃるわけだし、思うままに演じてください」と言っていただけていました。

山村だから「アニメから参加する和多田さんは最初苦労するかも」とも思ってたんですけど……。

福原まるで最初からずっと『新サクラ大戦』の世界にいるかのようでした(笑)。

和多田ありがとうございますっ! でもそれは繰り返しになっちゃうんですけど、すでに花組のみなさんの掛け合いが確立されていたから私は安心して飛び込めたんだと思っています。逆に私には、クラーラって謎の多いキャラクターだから、彼女と付き合うことになる花組のみなさんはすごく怪しく思っていらっしゃったんじゃないか? という心配がありました。

佐倉逆に「私たちはクラーラのことは謎に思っているくらいでいいのかな?」と思っていました。

——第1話、第2話あたりであれば「あれ? なぜクラーラがいるところに必ず降魔が襲ってくるのかしら?」と思っていればいい、ということ?

佐倉そうですね。

福原劇中のキャラクターと一緒に演じている私たちも不思議に思っていたほうが、不思議がったり驚いたりするお芝居がよりリアルになるはずですから。

佐倉序盤は「降魔が来るってことはこの子にはなにかあるんだろうな」「だいたい記憶喪失キャラクターは絶対裏にはなにか物語があるはずだし」と、いい意味で警戒しながらお芝居をしていました。「でも本当にかわいい子だから守らなきゃ!」という思いもありましたね。

——そんなクラーラを演じる人として、新たに『新サクラ大戦』の世界にやってきた和多田さんに対する印象は?

山村リアルクラーラですっ!

佐倉本当にかわいい! 声優界の新たなる宝ですよ。

和多田そこまで言っていただけるんですか!? 生きててよかったあ(笑)。

山村今の和多田さんのまま、これからも生き続けてください(笑)。

——一方、佐倉さん、福原さん、山村さんのそれぞれ演じるキャラクターに対するイメージは?

佐倉さくらはまっすぐで、みんなの妹みたいな人だろうな、と思っています。初代『サクラ大戦』の真宮寺さくらさんと私の演じる天宮さくらは同じ17歳なんですけど、真宮寺さくらさんというキャラクターそのものもそうですし、声優の横山智佐さんのお芝居も大人っぽいんですよね。そして天宮さくらは、そのさくらさんに憧れている人だから、少し幼めに演じようと思ってゲームの収録スタジオに向かったら、そのお芝居でOKをいただけたので、私の中にもゲームやアニメのスタッフさんの中にもさくらにはそういう印象があったのだなと。

——確かにアニメ版第1話序盤、劇場のシーンでのさくらはみんなの妹というか、ほかの花組メンバーから若干ナメられているというか……。

佐倉ですよね(笑)。アナスタシアさんともいろいろなことがあったみたいだし、あざみはあざみで……。

山村さくらだけじゃなく、誰とも積極的に関わるタイプじゃないし(笑)。

佐倉早見沙織さんの演じるクラリスもクラリスで協調性がないし(笑)、内田真礼さんの演じる(東雲)初穂とは幼なじみだからこその微妙な距離感になっていますし。実はみんなとの人間関係に翻弄されながら成長していくタイプなのかな、と思っています。

——福原さんの思うアナスタシア像は?

福原すごく感情が動くキャラクターだし「言っていることと思っていることが真逆なので「本心はなかなか明かさないキャラクター、本音を知られたくないタイプなんだな」という印象があります。

佐倉確かに。

福原そういう人物像を脚本を読むことで解き明かしていく感じだったので、ゲームやアニメにしっかりとしたストーリーがあることに救われたな、と思っています。

——そして山村さん演じる望月あざみはちびっ子忍者です。

山村なので所謂忍者らしく、あまり感情を出さずに、実年齢よりも大人びてクールなキャラクターを作ってゲームの収録に臨んだんですけど、「あざみはもっと子どもらしくていいよ」というディレクションをいただきまして。それで「実際は子どもなんだけど『忍者らしく振る舞わなきゃ』ってがんばっている子」というあざみ像ができあがった気がしています。

——『新サクラ大戦』はもちろん、「サクラ大戦」シリーズにはアクション作品であり、歌劇でもあるという2つの顔があります。

一同はい。

——みなさんこれまで多くのキャラクターソングを歌っているし、山村さんは個人名義でも音楽活動をなさっていますけど、そういう方々の目には「サクラ大戦」楽曲、つまり田中公平楽曲ってどう映っています?

佐倉難しい!

一同あはははは(笑)。

佐倉おっしゃるとおり、歌劇でもあるという「サクラ大戦」シリーズだからなんでしょうけど、歌割りがとても複雑なんですよ。

——確かに大抵の曲が四小節ずつマイクリレーするみたいなシンプルな構成にはなってませんね。

福原楽曲自体は歌劇の王道でもあり、でも瞬間瞬間にトリッキーな仕掛けがある感じがしますね。

山村『新サクラ大戦』の楽曲についても、私もそうだし、「サクラ大戦」シリーズのファンの方なら「これこれ!」って思うだろう「サクラ大戦」らしさはあるんだけど、必ず大胆に予想を裏切られる新しい要素が盛り込まれてるんですよね。

和多田だから私は最初、いちファンとしてゲーム版のテーマソングでアニメのオープニングテーマ曲にもなっている「檄!帝国華撃団〈新章〉」を聴いたとき、鳥肌がブワーって立ったんです。「私の知っている『サクラ大戦』の曲のままなんだけど、あのままじゃない!」「新しい!」って(笑)。本当にすごすぎてちょっと感情がおかしくなっちゃいました。

佐倉しかも公平先生自身、お会いするといつも「今度の曲、いいでしょ!」と言ってくださるので、歌っている私たち自身、とても素直に「いい曲です!」って言いやすいんですよ(笑)。

——難しくはあるけれども(笑)。

福原ただ、その難しさも「公平先生が私たちのことを信頼してくださっているからなのかな」とも思っています。歌っていると、役者それぞれの個性を尊重してくださっているのがわかるし、私たちのボーカルのスキルを一歩だけ上をいくようなメロディになっていますから。「花組なら歌える」と思っているから、ああいう曲を書いていらっしゃるんでしょうし、そう考えると気が引き締まる思いもあります。あと曲についても、すごく音楽的というか、あまり科学の力を使わない、まさに本物の音楽のような気がしていて……。

——打ち込みはあまり使わない。生楽器主体のリッチな楽曲が多いですよね。

福原その“本物感”にもしっかり応えなきゃ、と思いながら歌わせてもらいました。

——この記事はちょうど『新サクラ大戦 the Animation』の序盤戦の放映中に公開される予定なんですけど、今後のアニメの見どころや注目ポイントってありますか?

佐倉これまでゲームの中で活躍していた『新サクラ大戦』のキャラクターがテレビという舞台で動き回ることや、「謎の新キャラクター・クラーラがどうなるのか?」ということであったり、アニメーションならではの新しい要素・物語も楽しんでいただきたいなと思っています。コミカルな部分だったり、凜々しい部分だったり、笑えるシーンだったり、泣けるシーンだったり、そういう「サクラ大戦」シリーズらしい雰囲気も感じていただけたらうれしいですね。

福原温故知新というか、「サクラ大戦」というシリーズをこれまでずっと愛してきた方に「ああ、こういうところが『サクラ大戦』らしいな」と感じていただきつつ、でも『新サクラ大戦』ならではの新鮮さも味わってもらいたいですね。逆にゲームの『新サクラ大戦』やこのアニメで「サクラ大戦」シリーズを知った方には「これまでの歴代作品もチェックしてみようかな」って思っていただけたらいいなと思ってます。

山村「新」という文字がついてはいるんですけど、やっぱり「サクラ大戦」ですから。役者陣は全員、先輩たちやファンの方々が積み上げてきた長い歴史があったからこそ今回のテレビアニメがあると思ってお芝居しているつもりなので、新旧どちらのファンの方にも最後まで見届けていただきたいですね。

——最後に和多田さんは『新サクラ大戦 the Animation』の視聴者の方々へのメッセージは?

和多田まずはアニメ第1話をご覧いただき、ありがとうございます!

一同ありがとうございますっ。

和多田ふふふふふ(笑)。みなさんがおっしゃるとおり、「サクラ大戦」シリーズならではの魅力を引き継いでいながらも、『新サクラ大戦』ならではの新しさもある作品だと思っていて。キャラクターはそれぞれ、これまでの華撃団のメンバーとはまた違う魅力や個性を持っているし、『新サクラ大戦』ならではの物語……それも魂が震える場面がいくつもあるので、そこに注目しながら観ていただきたいと思っています。

(取材・文=成松哲/撮影=はぎひさこ)

プレゼント情報

きゃにめプライム会員限定で新サクラ大戦キャストサイン入りポスター(佐倉綾音、内田真礼、山村響、福原綾香、早見沙織、和多田美咲)を2名様にプレゼント!

応募締め切り

2020年5月15日(金)23:59まで

プレゼントは「きゃにめプライム」にログインしてマイページの「ポイントを使う」からご確認ください。

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